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【現役職員が語る】山形県庁の仕事内容|組織体制・面接対策・試験倍率を徹底解説

目次

はじめに

公務員を目指している皆さん、山形県についてどんなイメージを持っていますか?

「さくらんぼ」「温泉」「雪国」——確かにその通りです。でも、それだけじゃない。山形県庁で働くということは、日本の縮図のような地域で、農業、観光、ものづくり、そして人口減少という多様な課題に向き合うということなんです。

私は山形県庁で働いて12年になりますが、入庁前に想像していた以上に、この仕事は奥深いものでした。35市町村それぞれに個性があり、庄内・最上・村山・置賜という4つの地域がまるで違う顔を持っている。「小さな日本」とも言える山形県で、地域に寄り添いながら政策を実行していく面白さは格別です。この記事では、山形県庁のリアルな姿を、現場目線でお伝えします。

山形県庁の基本情報と組織概要

山形県は、4つの地域がそれぞれ独自の文化と産業を持つ、多様性に富んだ自治体です。

基本データ

項目内容
人口約104万人(全国35位、減少傾向)
県庁所在地山形市
面積9,323km²(全国9位)
職員数約12,000人(知事部局約3,600人、教育庁約6,000人、警察本部約2,400人)
予算規模一般会計約6,800億円
総合支庁4総合支庁(村山、最上、置賜、庄内)

地理的特徴

山形県の最大の特徴は、奥羽山脈と朝日山地によって4つの地域に明確に分かれていることです。県庁所在地のある村山地域、最北の最上地域、県南の置賜地域、日本海側の庄内地域——それぞれが独自の気候、文化、方言、産業を持っています。

県土の約7割が森林で、蔵王、月山、鳥海山など名峰に恵まれています。冬は全域が豪雪地帯で、特に内陸部は厳しい寒さとなります。一方、夏は盆地特有の高温多湿な気候となり、寒暖差が大きいのが特徴です。

さくらんぼ、ラ・フランス、米沢牛など全国ブランドの農産物を持ち、温泉地の数も多く、全35市町村に温泉があるという温泉王国でもあります。

現役職員Aさん(入庁9年目・総合支庁勤務経験あり)のコメント

「山形県庁で働いていて面白いのは、同じ県内でも地域によって全く文化が違うことです。私は村山地域出身ですが、庄内総合支庁に配属されたとき、方言が違いすぎて最初は戸惑いました。食文化も違う、気候も違う、産業構造も違う。でも、だからこそ各地域の個性を活かした政策が必要で、画一的な対応では通用しません。4つの地域をバランス良く発展させることが山形県政の永遠のテーマだと感じています」

山形県庁の業務の特徴

山形県庁の業務は、農業と観光を基軸に、多岐にわたる政策を展開しています。

主要政策分野

農林水産業の振興とブランド化 さくらんぼ生産量日本一、ラ・フランス生産量日本一、そば生産量も上位——山形は農業県です。高品質な農産物のブランド力強化、輸出促進、6次産業化、担い手育成などが重点施策です。また、つや姫・雪若丸といったブランド米の戦略的な販売も力を入れています。

観光振興・交流人口拡大 蔵王、月山、鳥海山などの山岳観光、銀山温泉をはじめとする温泉観光、山寺(立石寺)、出羽三山などの文化観光——多様な観光資源を活かした誘客促進に取り組んでいます。インバウンド回復への対応、四季を通じた観光コンテンツの開発などを進めています。

ものづくり産業の振興 電子部品、精密機器、医療機器など、実は山形は「ものづくり県」でもあります。企業誘致、産学官連携、中小企業支援、スタートアップ育成などを展開しています。

人口減少対策・移住促進 若者の県外流出が課題で、UIJターン促進、移住支援、関係人口創出などに力を入れています。「やまがた暮らし」の魅力発信、移住支援金制度、お試し移住プログラムなどを実施しています。

子育て支援・教育の充実 出生率向上、子育て環境の整備、教育の質向上などが重点施策です。特に、「やまがた子育て応援パスポート」など、子育て世代を支援する取り組みを進めています。

健康長寿・医療福祉 平均寿命は全国中位ですが、健康寿命の延伸、医師確保、地域医療体制の維持などが課題です。特に、冬場の運動不足や塩分摂取量の多さなど、生活習慣の改善に取り組んでいます。

再生可能エネルギーの導入促進 豊富な森林資源、地熱、小水力など、再エネのポテンシャルが高く、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。

防災・雪対策 豪雪地帯として、冬の除雪体制の確保は重要課題です。また、河川氾濫や土砂災害への備えも強化しています。

現役職員Bさん(入庁7年目・農林水産部門)のコメント

「山形県庁の特徴は、何といっても『農業』が県政の中心にあることです。他の都道府県では産業振興というと製造業が中心ですが、山形では農業が主役。さくらんぼ、ラ・フランス、米沢牛——全国ブランドを持つ強みは大きいです。私は農業振興を担当していますが、生産者の方々の熱意には頭が下がります。ただ、高齢化と後継者不足は深刻で、10年後、20年後にこの品質を維持できるのかという不安もあります。だからこそ、若い世代に農業の魅力を伝え、スマート農業で負担を減らし、『稼げる農業』を実現することが私たちの使命だと感じています」

山形県庁の代表的な政策・取り組み事例

面接対策として押さえておきたい、山形県の主要政策を紹介します。

1. 「第4次山形県総合発展計画」の推進

2024年度からスタートした10年間の県政運営指針です。「いのち輝き、誰もがあこがれる山形県」を将来像に掲げ、「産業振興による所得向上」「子育て・教育環境の充実」「健康長寿の実現」「豊かな環境の保全と継承」などを柱に施策を展開しています。

2. 「オールやまがた『つや姫』『雪若丸』ブランド化戦略」

山形県が開発したブランド米「つや姫」と「雪若丸」を、全国・世界に向けて戦略的に販売しています。生産者の認定制度、品質管理の徹底、プロモーション活動など、県を挙げたブランド戦略が特徴です。

3. 「やまがた森林ノミクス」の推進

県土の7割を占める森林資源を活かし、林業の成長産業化を目指しています。木材生産の拡大、CLT等の新技術導入、木質バイオマスエネルギーの活用などを進めています。

4. 「やまがたDX加速化プロジェクト」

行政のデジタル化、産業のDX推進、教育のICT化など、デジタル技術を活用した県政改革を進めています。特に、中山間地域における遠隔医療やドローン配送など、課題解決型のDXに力を入れています。

5. 「やまがた創生『賑わい』『稼ぎ』プロジェクト」

人口減少に立ち向かうため、移住促進、UIJターン就職支援、起業支援、関係人口創出などを総合的に展開しています。首都圏での移住相談会、オンライン移住相談、移住支援金(最大100万円)などを実施しています。

6. インバウンド誘致「山形ブランド」推進事業

蔵王の樹氷、銀山温泉、出羽三山など、独自の観光資源を活かしたインバウンド誘致を進めています。特に、台湾、タイ、シンガポールなどアジア市場をターゲットにしたプロモーションを強化しています。

7. 「やまがた子育て・若者応援戦略」

結婚、出産、子育ての各ステージで切れ目ない支援を行っています。「やまがた出会いサポートセンター」の運営、子育て応援パスポート、保育料の軽減、高校生までの医療費助成など、総合的な支援策を展開しています。

これらの政策は、面接で「山形県のどの取り組みに関心があるか」と聞かれた際に使えます。重要なのは、政策の中身を理解し、「なぜその政策が必要なのか」「自分ならどう貢献できるか」まで考えることです。

勤務環境・職員文化

異動サイクル

山形県庁では、おおむね3〜4年で異動があります。若手職員は、入庁後数年で4つの総合支庁のいずれかに配属されることが多く、その後、本庁と総合支庁を行き来しながらキャリアを形成していきます。

山形県は地域ごとに文化が異なるため、総合支庁勤務では地域の特性を深く理解することが求められます。転居を伴う異動も多く、特に庄内地域への配属は山を越えての移動となるため、生活環境が大きく変わります。

働き方改革の状況

山形県庁でも働き方改革は進んでいます。テレワークは部署によって活用度合いが異なりますが、企画調整系の部署では週1〜2回程度の在宅勤務が可能です。ただし、窓口業務や現場対応が多い部署では難しい面もあります。

時間外勤務については、予算編成期や議会期間中は増える傾向にありますが、ノー残業デーの設定や、早帰り推奨日の設定など、長時間労働の是正に向けた取り組みが行われています。全体としては、ワーク・ライフ・バランスを重視する方向性が打ち出されています。

職員文化

山形県庁の職員文化は、「真面目で誠実」という言葉がぴったりです。東北らしい堅実さがあり、派手さはありませんが、地道にコツコツと仕事を進める職員が多い印象です。

また、県民性として「我慢強い」と言われることが多く、困難な状況でも粘り強く取り組む姿勢が組織全体に根付いています。ただし、前例踏襲の傾向や、新しいことへのチャレンジに対する慎重さも残っています。

一方で、若手職員の意見を聴く場も設けられており、政策提案制度なども整備されています。特に、人口減少対策や地域振興など、喫緊の課題に対しては、若い視点やアイデアが求められています。

職員同士の関係は比較的温和で、風通しは悪くありません。縦のつながりも横のつながりも大切にする文化があります。

職員の声(体験談)

職員Cさん(入庁11年目・観光交流部門)

私が山形県庁を志望したのは、大学時代に銀山温泉を訪れたことがきっかけでした。大正ロマン溢れる街並み、雪景色の中に灯る温泉街の明かり——その美しさに感動し、「この素晴らしい観光資源をもっと多くの人に知ってもらいたい」と思いました。私は県外出身ですが、山形の魅力に惹かれて県庁を志望しました。

入庁後は観光部門に配属され、現在はインバウンド誘致を担当しています。印象に残っているのは、台湾からのツアー客誘致プロジェクトです。現地でのプロモーション活動、旅行会社との交渉、受入体制の整備など、多くの関係者と連携しながら進めました。そして、実際に台湾からのツアー客が山形を訪れ、「こんなに素晴らしい場所だとは知らなかった」と言われたときは、本当に嬉しかったです。

山形県は、観光資源に恵まれていますが、まだまだ全国的な知名度は高くありません。だからこそ、工夫次第で伸びしろがある。若手職員でも、アイデアを出せば受け入れてもらえる環境があります。受験生の皆さんには、山形の魅力を自分で体験して、「この魅力を広めたい」という熱意を持って面接に臨んでほしいです。

職員Dさん(入庁6年目・置賜総合支庁勤務)

私は米沢市出身で、地元への愛着から山形県庁を志望しました。大学で首都圏に出ましたが、就職活動の時期に「地元に貢献したい」という思いが強くなり、県庁を受験しました。

入庁後、最初の配属は本庁でしたが、その後、置賜総合支庁に異動になりました。地元に戻れたことは嬉しかったですが、同時に、地元の課題を改めて突きつけられました。少子高齢化、若者流出、商店街の衰退——帰省して感じていた以上に、現実は厳しかったです。

私は産業振興を担当していますが、地元企業の後継者不足や人材確保の難しさを日々実感しています。でも、地域の事業者の方々は本当に頑張っていて、「何とか地域を盛り上げたい」という熱意に溢れています。その姿を見ると、「自分も全力でサポートしなければ」と思います。

山形県庁の魅力は、地域に密着した仕事ができることです。県民との距離が近く、「ありがとう」と直接言ってもらえる機会も多い。これは、県庁ならではのやりがいだと思います。受験生の皆さんには、山形の地域性を理解した上で、「自分がどの地域でどんな貢献ができるか」を具体的に考えてほしいです。

給料・年収・福利厚生

初任給(大卒行政職)

区分月額
大学卒約188,800円
短大卒約167,800円
高校卒約156,900円

※上記は基本給であり、これに地域手当、扶養手当、住居手当、通勤手当などが加算されます。

平均年収(世代別目安)

年齢年収目安
20代後半約390万〜440万円
30代約490万〜590万円
40代約630万〜730万円
50代約730万〜830万円

※上記はあくまで目安であり、職位や手当によって変動します。

主な手当・福利厚生

  • 地域手当: 山形市内勤務の場合、給料月額の3%
  • 扶養手当: 配偶者6,500円/月、子1人につき10,000円/月など
  • 住居手当: 賃貸住宅居住者は最大28,000円/月(条件あり)
  • 通勤手当: 公共交通機関利用の場合、最大55,000円/月
  • 寒冷地手当: 冬季(11月〜3月)に支給、世帯構成や地域により異なる
  • 期末・勤勉手当: 年間約4.4ヶ月分(年度により変動)

休暇制度

  • 年次有給休暇: 年20日(繰越可)
  • 夏季休暇: 3日
  • 結婚休暇、出産休暇、忌引休暇など特別休暇も充実
  • 育児休業制度、介護休業制度あり

給与水準は全国的に見ると平均的ですが、山形県の物価水準を考えると生活しやすい水準と言えます。

採用試験の内容

山形県庁の採用試験は、職種によって異なりますが、一般行政職の場合は以下のような流れです。

試験区分

  • 行政A(大卒程度)
  • 行政B(高卒程度)
  • 社会人経験者枠
  • その他、技術職(農業、林業、水産、土木、建築など多数)

試験内容(行政A)

第1次試験

  • 教養試験: 知能分野・知識分野(標準的な公務員試験レベル)
  • 専門試験: 政治学、行政学、憲法、民法、経済学、財政学など(選択式)
  • 論文試験: 政策課題に関する論述(60〜90分程度)

第2次試験

  • 個別面接: 複数回実施されることが多い
  • 集団討論: グループディスカッション形式
  • 適性検査: 性格検査など

倍率の目安

山形県庁の採用倍率は、近年は3〜6倍程度で推移しています。職種や年度によって変動がありますが、全国的に見ると標準的な倍率です。特に技術職は、職種によっては倍率が低く、採用されやすい傾向があります。ただし、倍率だけで判断せず、しっかりとした準備が必要です。

面接・論文で問われやすいテーマ

  • 人口減少対策、若者の県内定着
  • 移住促進、UIJターン支援
  • 農林水産業振興(さくらんぼ、ラ・フランス、ブランド米など)
  • 観光振興、インバウンド誘致
  • 子育て支援、少子化対策
  • ものづくり産業の振興、企業誘致
  • 医療・福祉(地域医療体制の確保など)
  • 再生可能エネルギーの推進
  • 4つの地域の均衡ある発展
  • デジタル化・DXの推進

論文試験では、これらのテーマについて「現状分析→課題抽出→解決策提示」という流れで論じる力が求められます。面接では、「なぜ山形県庁なのか」「4つの地域の違いをどう見るか」「山形県でどう貢献したいか」が深掘りされます。

志望動機を作るコツ(山形県庁編)

山形県庁の志望動機を作る際は、以下のポイントを意識しましょう。

1. 山形県の地域特性に言及する

4つの地域(村山・最上・置賜・庄内)それぞれの特性や、農業・観光という山形の強みに触れることで、自治体研究をしっかり行っていることを示せます。

2. 重点政策を盛り込む

「第4次山形県総合発展計画」や「つや姫・雪若丸ブランド戦略」など、県が力を入れている政策に言及することで、最新の県政動向を理解していることをアピールできます。

3. 自分の経験と結びつける

学生時代の活動、ボランティア、アルバイト、留学経験などと、山形県庁でやりたい仕事を結びつけましょう。「私の〇〇という経験を活かして、△△に貢献したい」という形で具体性を持たせます。

4. 山形県への思いを伝える

県民であれば「生まれ育った山形への恩返し」、県外出身なら「山形を訪れて魅了された経験」など、個人的なつながりを示すと説得力が増します。

志望動機例文

私が山形県庁を志望する理由は、豊かな地域資源を活かした政策で、持続可能な山形の未来を創りたいからです。

私は山形市で生まれ育ち、さくらんぼ農家の祖父の手伝いをしながら育ちました。初夏になると真っ赤に実るさくらんぼ、それを丁寧に収穫する祖父の姿——農業が地域を支えていることを子どもの頃から肌で感じていました。しかし、大学で農業経済を学ぶ中で、山形の農業が高齢化と後継者不足という深刻な課題を抱えていることを知りました。「このままでは、祖父が守ってきた農業が消えてしまう」という危機感が、私を県庁職員という道に導きました。

山形県が推進する「つや姫・雪若丸ブランド戦略」や「やまがた森林ノミクス」など、地域資源を活かした産業振興に強く共感しています。特に、農産物の高付加価値化と海外展開に関心があります。ゼミで農産物の輸出について研究し、アジア市場における日本産農産物への需要の高さを学びました。この知見を活かし、山形の農産物を世界に発信し、「稼げる農業」を実現することで、若い世代が農業に魅力を感じる環境を作りたいと考えています。

また、観光振興にも関心があります。大学時代、アルバイトで蔵王温泉のホテルで働き、インバウンド観光客の増加を実感しました。樹氷を見て感動する外国人観光客の姿を見て、「山形の自然は世界に通用する」と確信しました。農業と観光を組み合わせたグリーンツーリズムなど、山形の強みを掛け合わせた施策に携わりたいと考えています。

山形県は、村山・最上・置賜・庄内という4つの地域がそれぞれ異なる魅力を持っています。この多様性こそが山形の強みだと思います。山形県庁職員として、各地域の特性を活かしながら、県全体が持続的に発展する未来を創りたいと強く願っています。

この例文はあくまで参考です。大切なのは自分の言葉で、自分の経験を交えて語ること。自分自身の思いを織り交ぜて、オリジナルの志望動機を作り上げてください。

まとめ

山形県庁は、豊かな地域資源と多様な地域性を持つ、やりがいに満ちた職場です。

山形県庁の特徴をまとめると:

  • 農業・観光を基軸とした政策展開
  • 4つの地域(村山・最上・置賜・庄内)の個性と多様性
  • さくらんぼ、ラ・フランス、ブランド米など全国ブランドの強み
  • 本庁と総合支庁を行き来する異動サイクル
  • 地域に密着した現場主義の仕事

公務員試験の勉強と同時に、自治体研究も怠らないことが合格への近道です。山形県庁のホームページ、各種報道、統計データなどを活用し、最新の政策動向を把握しておきましょう。可能であれば、山形市だけでなく、庄内・最上・置賜など、各地域を訪れて地域の違いを肌で感じてください。

志望動機を作る際は、「山形県の課題」と「自分がやりたいこと」をしっかり結びつけることが重要です。表面的な理解ではなく、本気で山形県のために働きたいという思いを、具体的に伝えてください。

山形県という、豊かな自然と文化に恵まれたフィールドで、一緒に働ける日を楽しみにしています。頑張ってください!

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